個人的シールドメモその１

　個人的シールドメモ・闇の隆盛×３、イニストラード×３編


　第１回「プレリリースのカードプール」

　これから数回のシリーズで、カードプールとデッキ構築の理由を書いていきます。基本、２、３回シールドをしただけの個人的な感想です。間違っているかもしれませんが、こんな考え方もあるんだなーって軽い気持ちで読んでください。
　まず、この環境は巷で言われている通りに先手有利です。
　その理由として、先手２ターン目に出てきたパワー２クリーチャーを後手２ターン目のクリーチャーで相討ちしにくいことが挙げられます。
　なぜなら、陰鬱と墓地利用システムがあるからです。
　相手が緑の場合、陰鬱した《ウルヴェンワルドの熊》が先手３ターン目に４/４で登場するリスクを無視できませんし、青も《縫い合わせのドレイク》や《その場しのぎのやっかいもの》が速いターンに出てくるので、対応出来ない場合は相討ち出来ません。あと、黒にも《覚醒舞い》がいて、２/２ゾンビを連れてきたりします。
　相手が白赤の場合は相討ちに出来ますが、２ターン目で相手の色を特定するのはほぼ不可能だし、自分も陰鬱を使いたい場合もあるのでなかなかブロック出来ません。
　先手有利のもう一つの理由は、変身クリーチャーが裏返りやすいからです。先手のほうが変身させるために１ターン待つ余裕が生まれやすいし、変身クリーチャーを出された返しで使えるマナが１マナ多いし。（きちんと確立とか統計とか取ってないのであまり信用しないでね）
　《無謀な浮浪者》《村の鉄鍛冶》《エストワルドの村人》や《アヴァブルックの町長》などが早々に変身してフルボッコされた苦い経験を思い出します。
　あと、この環境の先手ブンまわりは想像以上に早いですしね。１ターン目に《無謀な浮浪者》、２ターン目に《暗茂みの狼》って動きをされると、初動後手３ターン目だと、それだけで詰んじゃう事もありますし。


では、前置きが長くなりましたがカードプールを紹介。カードが数枚、抜けているかもしれませんがそこらへんはご勘弁。

・白
《物騒な群衆》
《銀筋毛の狐》
《スレイベンの異端者》
《深夜の護衛》
《未練ある魂》２枚
《エルゴードの審問官》
《スレイベンの歩哨》
《信仰の盾》
《邪悪の排除》
《緊急の徐霊》
《暁天》
《無形の美徳》
《扉に閂》
・青
《甲冑のスカーブ》
《セルホフの密教信者》
《ランタンの霊魂》
《嵐縛りの霊》２枚
《その場しのぎのやっかいもの》
《アンデッドの錬金術師》
《地下牢の霊》
《思考掃き》
《高まる混乱》
《幽体の飛行》
《恐るべき妄想》２枚
《ルーンの反復》
《スキフサングの詠唱》
《死者の秘密》
《幻影の掌握》
《骨を灰に》
・黒
《吸血鬼の侵入者》
《名門のグール》
《覚醒舞い》
《肉切り屋のグール》
《忌むべき者の軍団》
《夜の衝突》
《悲劇的な過ち》
《祭壇の刈り取り》
《夜の犠牲》
《墓所粛清》
《陰惨な発見》
《ぬかるみの大口》
《死の愛撫》
・赤
《村の鉄鍛冶》
《松明の悪鬼》
《暴動の小悪魔》
《残忍な峰狼》
《苦悩の脱走者》
《ファルケンラスの匪賊》
《マルコフの大将軍》
《噛み傷への興奮》
《吸血鬼の怒り》
《古えの遺恨》
《投げ飛ばし》
《ファルケンラスの鉤爪》
《不死の火》
《狂気の残骸》
・緑
《待ち伏せのバイパー》
《骨塚のワーム》
《夜明け歩きの大鹿》
《軽蔑された村人》
《錯乱したのけ者》
《夜明けのレインジャー》
《ただれ皮の猪》
《森林の捜索者》
《ケッシグの出家蜘蛛》
《ホロウヘンジのゴミあさり》
《ホロウヘンジの獣》
《レインジャーの悪知恵》
《吠え群れの飢え》
《森林の好意》
《野生の飢え》
《願い事》
《不気味な開花》
・多色
なし
・茶＋土地
《アヴァシンの首飾り》
《継ぎ当ての翼》
《地下室の扉》
《処刑人の頭巾》
《生の杯》
《電位式巨大戦車》
《憑依された沼墓》

で、今組むとすればこんなデッキ。

《待ち伏せのバイパー》
《軽蔑された村人》
《夜明け歩きの大鹿》
《錯乱したのけ者》
《セルホフの密教信者》
《夜明けのレインジャー》
《ランタンの霊魂》
《嵐縛りの霊》２枚
《ただれ皮の猪》
《その場しのぎのやっかいもの》
《アンデッドの錬金術師》
《電位式巨大戦車》
《地下牢の霊》
《ケッシグの出家蜘蛛》
《ホロウヘンジのゴミあさり》
《アヴァシンの首飾り》
《幽体の飛行》
《野生の飢え》
《スキフサングの詠唱》
《幻影の掌握》
《骨を灰に》
《高まる混乱》
《島》８枚
《森》８枚
《山》１枚


じゃあ、解説。

・青緑の理由
　まず、各色の感想から。
　マナサポート：緑に《夜明け歩きの大鹿》が１枚しかないので２色タッチ１色までが限界。僕は３色の土地配分は７：７：３までが限界だと思っています。
　白：《未練ある魂》２枚が強いが他は平均以下で、黒を加えることが必須。あと、《深夜の護衛》(３マナ２/３)はこの環境では神。
　青：２マナ域が０枚だが、他は優秀。《高まる混乱》は表裏と唱えると勝てるし、《地下牢の霊》、《嵐縛りの霊》等のフライヤーと《スキフサングの詠唱》《幻影の掌握》《骨を灰に》といったスペルがあり、勝てるカードがそろっている。ダブルシンボルが多いので島は８枚以上欲しい。
　黒：カードが足りません。
　赤：中の下。シングルシンボルの除去があるので３色の場合は要検討。
　緑：接死クリーチャー２枚などがあり地上が固いし、《夜明けのレインジャー》や《錯乱したのけ者》(人間が多い場合)のボムもある。スペルも「ボールライトニング製造機」こと《野生の飢え》があり、なかなかの粒ぞろい。
　で。
　単純にカードパワーで青緑にしました。緑のクリーチャーで地上を止めて、空から攻めるデッキです。

・《アンデッドの錬金術師》の採用
《アンデッドの錬金術師》と《高まる混乱》or《幽体の飛行》or《野生の飢え》のコンボはそれだけで勝てるので採用しています。

・《森林の捜索者》と《吠え群れの飢え》の不採用
　序盤から相討ち上等アタックをしないデッキなので《森林の捜索者》は不採用。《吠え群れの飢え》も同じ理由＋《幽体の飛行》の方がデッキ的に合っているので。

・《ホロウヘンジの獣》の不採用
　赤の除去に《狂気の残骸》《血の抗争》があるので《ホロウヘンジの獣》より《ホロウヘンジのゴミあさり》のほうが強いと考えています。《電位式巨大戦車》と《ホロウヘンジの獣》が格闘しちゃうと負けてしまうので。
相手が赤じゃなかったらサイド後に《ホロウヘンジの獣》に変えます。もしかしたら逆の方が正解かもしれませんが(笑)。

・《山》が１枚の理由
初めは３枚入っていましたが一人まわしをした結果、色事後で１ターン遅れて負けるパターンが多かったので１枚ずつ抜けて、結果１枚になりました。
３ターン目に青青、４ターン目に緑緑を要求するデッキなので。

・このデッキの弱点
　初動、後手３ターン目に《嵐縛りの霊》って動きをしてテンポ負けすることがある。そもそも３マナ以下で相討ちブロックしたいクリーチャーが《待ち伏せのバイパー》と《セルホフの密教信者》しかいないので、序盤の地上戦が安定しづらい。


拙い文章でしたが、以上で第１回は終了です。
第１回を書いただけでもう燃え尽きています(笑)。気力が持てば第２回を書こうと思います。
では～。